将棋より面白い最強頭脳ボードゲーム「ユニオンキング」の楽しみ方

密度が高い多様な駆け引きやゲーム展開が特徴の最強頭脳ボードゲームの秘密や仕掛け、最新情報をお届けします。

ユニオンキングのシミュレーション2(その2)の概要説明

 

先日は、ユニオンキングのシミュレーション1(その1)についての

概要説明をさせていただきました。

 

今回は、ユニオンキングのシミュレーション2(その2)についての

概要説明をさせていただきます。

 

前回と同様に、細かい説明は省略させていただきます。

ゲーム展開の雰囲気だけ把握していただければ、と思います。

 

まず、ホームページのリンク先(以下のpdfファイル)を

クリックしてご高覧ください。

 

pdfファイルをダウンロードして頂くと、大きく表示でき、

見やすくなります。

 

http://www.unionking.net/pdf/king_sim2.pdf

 

では、シミュレーション2の概要説明に入らせていただきます。

 

1.シミュレーション2の補足説明

  (前回のシミュレーション1とほぼ同内容です)

 

  pdfファイルにおいて、シミュレーションは、

  図1のユニオンキングの初期配置の状態からゲームを開始します。

 

  ・先手はプレイヤー1で、白コマを動かします。

  ・後手はプレイヤー2で、黒コマを動かします

  ・各プレイヤーは交互に自分の色の任意のコマを1個ずつ動かします。

  ・各コマは移動の際に、隣接したり、連続して並んでいるコマを

   飛び越すことができます。

  ・各コマは移動の際に反転させて、図形を変えることもできます。

  ・各コマは反転させずに、移動だけ行うこともできます。

  ・各図において、「青囲いの交点」はコマが移動前にあった交点で、

   「赤囲いの交点」はコマが移動後にある交点を表しています。

 

  本シミュレーションにおいては、図37で決着がついています。

  プレイヤー1、プレイヤー2 ともに各18手を終えた時点で、

  後手のプレーヤー2が最後の一手を行い、ゲーム終了となりました。

  どちらのプレイヤーも合計得点が100点を超えましたが、

  合計得点が多いプレイヤー1が勝者となりました。

 

2.シミュレーション2の目的

 

  シミュレーション1とは対照的に、

  ゲーム盤中央にある3ヶ所の高得点(8点)の交点上に、

  両プレイヤーが慎重にタイミングを考えながら自分のコマを

  移動させた場合のシミュレーションが目的です。

  また、本シミュレーションでは、両プレイヤーともに

  相手の直前の一手を加味して、相手のコマの飛び越しを意識している

  ことも特徴となっています。

  シミュレーション2の目的は、相手の出方を伺いつつ、慎重かつ大胆に

  ゲームを進めた場合に、どのようなゲーム展開になるかの確認です。

  接戦となることを期待してのシミュレーションです。

 

3.シミュレーション2の結果

 

  僅差(2点の差)で、プレイヤー1が勝者となりました。

  プレイヤー1とプレイヤー2とでは、

  合体コマの交点の場所(交線の本数の違いによる基本点数の違い)や

  合体コマの種類(基本点数から得られる得点)も全く異なっており、

  どちらが勝利するかは終盤まで難しいゲーム展開となりました。

 

4.シミュレーション2から得られる結論

 

  どちらのプレイヤーも6組のコマを合体させていますが、

  高得点(8点)の交点上で、1組多く(4組)の正2重合体コマを

  構成させることができたプレイヤー1の方が少し有利だったようです。

  また、プレイヤー2は正2重合体コマだけを構成させましたが、

  プレイヤー1は、1組を中空合体コマで構成できたことも手数を減らし、

  勝利につながったものと考えられます。

  今回の例では、プレイヤー1が勝利者となりましたが、

  本シミュレーションにおいても、ゲーム中にどちらかのプレイヤーが

  一手異なる手を打っていれば、ゲーム展開は全く変わっていたものと

  思われます。

  また、プレイヤーの技量や戦略や心理等によっても、

  大幅にゲーム内容が変わってまいります。

  さらに、最初の一手で何れのコマを移動させるかによっても全く異なる

  ゲーム展開となります。

  定石を見つけ出すことが極めて難しく、

  真の頭脳ゲーム(先を予測しながら、一手一手を考えながら進めるゲーム)

  と言えると思います。

  ユニオンキングは、インスピレーションや機転が必要なゲームだと

  改めて感じるゲーム展開となりましたが、詳細についてすべて記載する

  には長文となりますので、割愛させていただきます。

  一言添えるならば、ユニオンキングは万華鏡のように、無限に近い展開の

  可能性を秘めた頭脳ゲームであると感じております。

 

以上で、「ユニオンキング」のシミュレーション2(その2)の概要説明を

終了させていただきます。

 

よろしければ、pdfファイルをダウンロードしていただき、

ゲーム展開の詳細をご覧ください。

 

なお、「ユニオンキング」に関する概要やルール等、詳細な説明について

知りたい方は、以下のリンク先の各イメージボタンをクリックして、

ご高覧願います。

 

http://www.unionking.net/king-guide.html